斜視の治療
斜視とは
通常であれば視線は両眼とも同じ方向を向いているのですが斜視は右眼と左眼の視線が違う方向を向いている状態を指します。
また、普段は両眼とも視線がズレることはなく同一の方向を向いているが両眼で見ることを妨げると斜視が現れる斜位といわれるものがあります。
他にも、視線のズレる方向で内、外、上下、回旋と分類したり、糖尿病や脳の異常などによって後天的に急性に発症する麻痺性斜視など様々なものがあります。
(詳しい分類については日本斜視弱視学会のページをご参照ください)
斜視の症状
先天性のもの
- 本人の自覚症状としては乏しく視線が合わないなど両親や周囲の方に指摘さることが多い
- 斜位では普段視線を合わせようと無意識に力を加えているため疲れやすい
- 外斜視では眩しがったり片眼つむりしたりする
後天的なもの
- 物が二つに見える
- 斜視以外に瞼が下がる
- 脳に異常をきたすことにより起こる物では、頭痛を伴う
症状としても様々な斜視の方によって様々な症状をきたします。また小児の場合では両眼視が阻害されるために立体視や奥行き感といった両眼視機能の発達を阻害するだけでなく斜視により弱視になるなどといった問題もおこってくるため症状がないからといって安心できる物ではなく注意が必要です。